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作品タイトル

「Instructions for children」

 

 

軍隊式教育⇄多様性の受容。

 

社会環境の変化により、子どもたちの成長と在り方は大きく変容した。

それは、微々たるものとして片付けられるものとは違い、大きな変革、進化である。

 

学校は、子どもたちの変化を受け入れる術を知らず、近・現代に用いられてきた、指示命令強制、身体性のコントロールによる、いわば軍隊式の指導を強化した。

 

子どもたちはその呪縛を高い感度で感じ取り、違和感の中で生きていく。

 

教育はすでに、無感動、無思考の人間を生み出す装置として機能し始めているのだ。

 

 

 

少子化、高齢化が進む先進国日本において、均質で受動的な労働者を生むことは、すでに大きな社会問題となっている。

人類が始めて突入する世界には、これまで生じることなかった問題が山のように存在している。

 

歯車のように受け身で生きる新世代の子どもたち。

 

ベルトコンベアの上の労働者は、ロボティクスとAIの劇的な進化「テクノロジーの進化」により、その居場所を失ってゆく。

 

歯車は音を立てて崩れ始めている。

 

その嘆きのような大きく擦り切れた音を聞きながら、

テクノロジーが生みだすロボットやAIは、淡々とその業務をこなし続けるのだ。

 

 

人は本来、高い多様性を持つ生き物である。

それは、人類全体が持つ生存戦略としての本能だとも言える。

 

テクノロジーは、革新の時を迎えている。

今や、コンピューテーションの力は、人の多様性を受容し、むしろそれを生かす装置として機能するだけのスペックを持とうとしている。

 

シンギュラリティは近い。

 

足並みを揃え、その足音までもを統率しようとする軍隊式教育は、未だその歩みを止めない。

 

歯車は生み出され、回り続ける。

まるでそれが人類に与えられた永遠の営みのごとくに。

 

いずれ子どもたちは、そのオリジナリティを許さない均一な歯車として、社会に実装されてゆくのか。

 

それとも…。

 

私たちは未だ自分たちがどこへ向かっているのかを知らない。

 

背筋は伸ばしたか?

指先は揃えたか?

思考を封じた世界で、ヒステリックな教官の声だけが、世界に鳴り響く。

 

右向け右。

 

 

迫り来る足音。歯車が音を立てて回る。

子どもたちの行進は続く。

 

当作品は、Youtubeライブ配信「地域教育カフェ」のアートプロジェクトにより企画、制作した楽曲です。

ライブ配信では教育について毎回様々なトークをしています。

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​『Instruction for children』

​随時、Youtubeにて公開中。

​Song 1 『 The scream and prayers』 demo

​Song 3  『In the middle of chaos』 demo

​Song5 『Dead water』 demo

​Song 7 『Play tag- You're it』 demo

​Song9『God only knows』 demo

​Song 2  『Westminster quarters 』 demo

​Song 4  『Keep order』 demo

​Song 6  『Walked into a deep sleep』 demo

​Song 8 『Hanging E』 demo

​Song10『Welcome to our wonderland』 demo

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