『キリンが星を見上げた夜』
「キリンが星を見上げた夜」
1. fan room
2. forest
3. キリンが星を見上げた夜
4. YAI-YA
5. All right
6. moonⅠ
7. Boom
8. crazy for you
9. seashore
10. Drops
11. moon Ⅱ
12. music,music
13. be there
14. 舟はそうどこまでもゆく
15. true river
16. Moon light on the street
music-art work ミュージックアート作品
(マスターホンダによる、コンセプト音楽作品です)
music-art work vol.1 by Master Honda
story 「キリン」
冷たく深くひっそり輝き それはまるで悲しみそのもののような
ひとつぶの星を見た
繋がれて浮かぶ小舟が まるくひかる月を見上げながら
ひとり波に揺られている
長い長い年月を経て 作られて来た美しい夜の響き
その音色に奏でられて キリンは静かな湖に導かれる
静かな水面に映る自分の顔を覗き込む
”わたしはいったいだれだろう”
キリンはそう思った
”わたしはだれだろう”
その問いかけは眠りにつきかけた魚たちをも目覚めさせる
夢の世界にいるような 疑いようのない幻想の中で
薄い氷のごとく消えていく現実を知った
まだ月は輝いている
その二寸ばかり近くで 悲しみに似た星がぽつり佇んでいる
小舟はひとりキリンを見つめながら 私の問いに耳を傾けている
皆が皆 一様に聞いていないふりをしながら
問いかけに自分なりの答えを見つけようとした
わたしはいったいだれだろう
水面にうつるわたしはいったいだれなのだろう
今までしっかりと立っていたキリンの足は
その存在と力の方向性を見失う
魚たちはざわめきあたりをぐるぐるとまわりはじめる
湖は知っている
キリンはまだ何も知らない
Soundcloudで公開中
「キリンが星を見上げた夜」
深い夜 星を見たんだ
誰もまだ目覚めない夜
キリンがひとり まるいつきのした
かなしみのような星を見たんだ
わたしはだれ といかけてくる
水面に映る自らの顔
why am I me
きりんはこえをあげながら
消えゆくリアル 自分
why am I me
黒い夜 夢を見たんだ
浮かぶ舟 風音もなく
キリンがゆく リアルに揺られながら
ねむりについた さかなが目覚める
あなたはだれ きづかないふり
そこにいるもの そこにいないもの
why am I me
きりんはほしにすがりながら
くずれゆくせかい じぶん
why am I me
「All right」
僕のファイティング all right
いつも負けない all right
I can woo woo woo woo
僕のライティング all right
だからめげずに all right
I can woo woo woo woo
fly away それを僕らしく 美しく
君のシンギング all right
胸に届くよ all right
U can woo woo woo woo
君のスライディング all right
だから行けるよ all right
U can woo woo woo woo
fly away それを君らしく しなやかに
Do you wanna see a new world?
見に行こう
新しい何か 手に入れよう
僕のファイティング all right
いつも負けない all right
I can woo woo woo woo
僕のライティング all right
だからめげずに all right
I can woo woo woo woo
fly away それを僕らしく美しく
Do you wanna see a new world?
見に行こう
新しい何か 手に入れよう
Do you wanna see a new world?
見に行こう
新しい何か 手に入れよう
「crazy for you」
crazy for you crazy for Love
crazy for you
遠い距離と君 急にかすれる声
暗に伝えるフレーズ 嘘本当恋心
どんな君も受け止めたいから
ここで待ってるよ
waiting for...
crazy for you crazy for Love
crazy for you
評価断然自由 今日に満ちてる思考
妙に引き摺る傷 嘘本当恋心
そんな僕も知ってほしいから
過去が去ってくよ
moment ago
crazy for you crazy for Love
crazy for you
「Drops」
I"ll see your drops
I"ll see your love
I"ll see your drops
出て行くことに 決めてもう
置いていくには重すぎる
荷物を見てため息をついて
何ヶ月か何年か 何もできず時間だけ
すぎてゆく君の姿 見てた
we will be.. we will be...
どこにでもあるような 恋に
I"ll see your drops
I"ll see your love
I"ll see your drops
気持ちの扉 閉じたのは
君と僕のどちらから
後悔してるわけじゃない 僕ら
はじまりとおわりのある
物語どおりかなど
意味のないルールだから どうか
we will be… we will be…
どこにでもあるような 恋に
I"ll see your drops
I"ll see your love
I"ll see your drops
「Moon light on the street」
迷い込んだ小径に 差し込む青い光
月までもが彼を 追いこんでゆく
力のない足取り 薄汚れた上着を
照らされることで はがされてゆく
通りを行き交う 人の波を
かきわけかぎわけゆくよ
石畳の冷たさ さすような風の中
失われた鏡の中の自分
まっくろなブーツと 灰色の気持ちを
混ぜあわせることで まぎらわせている
絶望に近づく 孤独の影を
踏みならし 踏みならし
moon light on the street
あおいつきよ
このみち この心
moon light on the street
あおいときよ
まよいの中 歩いてゆく
針が止まったままの 時計台を見つめて
過去にあった記憶を なつかしんでいる
誰かにとっては希望 誰かにとっては絶望
無表情のマスクが 通り過ぎてゆく
ひとすじ涙が 頬を伝う間に
ひとすじ星が 流れた
moon light on the street
あおいつきよ
このみち この心
moon light on the street
あおいときよ
答えを探し歩いてゆく
「舟はそうどこまでもゆく」
舟はそう どこまでもゆく
誰もいない場所へ
さみしさを乗せ
漕ぎ出した 櫂が誘う
帆が揺れる 音を立てて
You need tomorrow 波が唄う
流れのまま 流されるまま
みつけたいものそれはなに
さがしたいものそれはなに
海はそう はるかかなたまで
知ることのない場所
かなしみの声
飛び立った ウミスズメ
舵をきる 水しぶき
You need tomorrow 鳥の歌
ゆられるまま ゆらされるまま
みつけるべきものそれはなに
さがすべきものそれはなに